少ない確率だが、クラミジアはキスでも感染する可能性がある

クラミジアはどこにいる?

 
クラミジアはクラミジア・トラコマティスという細菌が引き起こす病気ですが、この細菌は人間の粘膜に住みつきます。粘膜以外の場所では非常に弱い菌で、離れるとすぐに死滅します。とはいえ、粘膜から粘膜への感染力は非常に強く、コンドームなしの性行為では50%の確率で相手に感染すると言われています。たとえば男性が風俗店などで性行為を行って、相手の女性がクラミジアに感染しているとすると、高い確率で感染します。その男性が別の女性と性行為をすると、その女性にも感染します。ここでいう感染は主に性器から性器への感染です。また、クラミジアはオーラルセックスによっても感染します。この場合には喉に感染します。喉も粘膜ですので、クラミジア・トラコマティスが住む場所に適しているからです。

キスによる感染

もしクラミジア・トラコマティスに感染している女性に、男性がクンニリングスをしたら、男性の喉にクラミジアが感染する可能性があります。さらにその男性が女性とキスをしたら感染するかもしれません。軽く唇を合わせるのではなく、唾液を交換するディープキスをしたら、粘膜から粘膜への感染で女性の喉にクラミジア・トラコマティスがうつることがあります。ただ、これはあくまで可能性の話で、専門クリニックでも意見が分かれており、実態はなかなかつかめません。たとえば性病クリニックとして有名な山の手クリニックは、性器感染していても口内に菌が存在していなければキスしても感染しないという言い方をしています。微妙な言い回しですが、咽頭クラミジアに感染している人は口内にクラミジア菌がいる可能性がありますので、キスでも感染すると考えることもできます。

実態はつかみにくい

軽くキスする程度では感染しないのは、クラミジアの細菌の性質からしても当然でしょう。ディープキスなら可能性がありますが、確率がどの程度なのか、実態はつかみにくいというのが現状でしょう。クリニックや専門医師の意見を見ても、かなり低い可能性と言えます。クラミジアは性病のなかでも患者数が最も多いと言われており、無症状で感染している保菌者を含めると100万人程度いると推測されています。もし、キスだけで簡単に感染するのであれば、爆発的に流行しているはずですが、そういった話は入ってきません。高校生であれ大学生であれ、キスはしますので学生たちに大流行するでしょう。実態はそうではないので、かなり珍しいケースと判断して良いでしょう。